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読書会よろず小屋2018年1月例会の報告(1月20日:中村元『「仏教の真髄」を語る』麗沢大学出版会)

 読書会よろず小屋、今年初となる1月の例会は、2018年1月20日(土)にルノアール大久保店マイスペース会議室で行なわれました。今回は11名の方々が参加され、活発な討論を行いました。

 今回のテキストは中村元『「仏教の真髄」を語る』(麗沢大学出版会)。



 レポーターが詳細なレジュメとたいへん充実した資料を用いて本書の概要を説明し、複数の論点を提起してくださり、それをもとに意見の交換を行いました。以下に意見交換の一部を抜粋して紹介します。

  • 日本の自我と西欧の自我との違い。これは自殺の違いなどと関係しているか?
    →デュルケームの自殺論における諸類型は、現在の自殺を見る際にどのように理解すべきか。
    →アルメリアの会を紹介
    →自殺の現状。自殺率の推移、年齢層別の状況、自殺促進・抑止要因等々の確認。
    →日本人は責任感が強い?他殺との比較。
    →戦争と自殺(帰還兵の自殺率の高さ)。
  • エックハルトの神秘主義と「さとり Gelassenheit」の問題
  • 自然科学と宗教
    →自然科学的現実と日常的現実との関係。分離している?延長上にある?
    →地動説がどれほど正しくても日常生活は天動説 vs. 自然科学の認識は日常生活の認識をも拡張していく。
    →かりに両者が分離しているとして、例えばフッサールはまさにそのことを「ヨーロッパ諸学の危機」として捉えたのではないか?今は危機なのか?
    →ハイゼンベルグとドイツ青年運動。
    →自然科学と宗教とを結びつけようとする「ニューエイジ」的語り口が1990年代ぽい?
  • 瞑想の効果
    →瞑想的なものとナチズムとのつながり?
    →エックハルトのGelassenheitからハイデガーへ。
    →エックハルトや禅に着目したデュルクハイムはかつてナチス突撃隊に参加。
    →日本における西田哲学と鈴木大拙。

関連文献
 例会でも取り上げたことのある岡檀さんの著作『生き心地の良い町』。そのときの例会報告(2014年12月)はこちら



 次回例会は、2月10日(土)18時より、ルノアール大久保店マイスペース会議室で行ないます。ご案内はこちら
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 読書会よろず小屋のサイトです。都内で月に一回読書会を行っています。オープンな読書会ですので、興味のある方はのぞきにきてみてください。詳しくは下記のエントリをどうぞ。



次回の例会についてはこちら。

・次回例会のご案内

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