FC2ブログ

読書会よろず小屋4月例会の報告(4月29日:小野一光『震災風俗嬢』太田出版)

 読書会よろず小屋4月の例会は、4月29日(土)にルノアール大久保店マイスペース会議室で行なわれました。今回は12名の方々が参加され、にぎやかに意見交換をしました。

 今回のテキストは、小野一光『震災風俗嬢』(太田出版)。



 レポーターからレジュメをもとにした内容紹介とコメントとがあり、その後、議論をしました。今回は、広報担当である私が遅刻しての参加だったため、後半の論点を中心にご紹介します。

  • サブテキスト(角間惇一郎『風俗嬢の見えない孤立』)に見る風俗嬢の分類が目から鱗だった。
    →収入の高低を横軸に、職業意識の高低を縦軸にとって四分類。
    →収入高・職業意識低のグループが角間さんらの支援対象。
  • 自分だけ不幸にならなかったことへのまわりのやっかみについて。
    →本の中のケース、放火か?事故か?
    →人にはそういう面もある、ということか。
  • 震災などですべてを失うのはつらいだろうな、命が助かったとはいえ。
    →それまでの自分をつくってきたものすべてを失うということだから。
  • 風俗の業務にこれほどコミュニケーションがあるのに驚いた。
    →重たい仕事という印象。
    →カウンセラーのような印象。
    →肉体労働というよりは(というだけでなく)感情労働としての側面が重要なのかも。
  • 新宿にある奪衣婆を祀った場所は、娼婦の信仰の対象だそう。
  • サブテキストより。セカンドキャリアが問題。孤立しており転職するのにも必要な支援が得られない。
  • 風俗のバーチャルリアリティ化
    →脱性愛化の進む若者向けのバーチャル風俗と、依然として欲望を煽られている年寄り向けのリアル風俗へ分極化する?
    →二次元にとどまってもらえば風俗撲滅派にとってもありがたいということになるのか?
    →最近のAV強制出演問題について。
  • きずなの問題
    →男性の孤立、女性の孤立
  • 今回のテキストには作者の対象への愛を感じる。
    →とはいえ、男性のロマンティックフィルターがかかっているような気がする。
    →永沢光雄 『AV女優』以来、ある種の「型」があるのかも。
    →データを淡々と並べるサブテキストと好対照。

    関連文献
     今回のサブテキストでした。



     次回例会は、5月27日(土)18時より、ルノアール大久保店マイスペース会議室で行ないます。ご案内はこちら
    スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yorozugoya

Author:yorozugoya
 読書会よろず小屋のサイトです。都内で月に一回読書会を行っています。オープンな読書会ですので、興味のある方はのぞきにきてみてください。詳しくは下記のエントリをどうぞ。



次回の例会についてはこちら。

・次回例会のご案内

また、連絡用掲示板、Twitterアカウントはこちらになります。

・よろず小屋掲示板
・読書会よろず小屋 yorozu_goya

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR