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読書会よろず小屋9月例会の報告(9月17日:フローベール『ボヴァリー夫人』新潮文庫)

 読書会よろず小屋9月の例会は、9月17日(土)にルノアール大久保店マイスペース会議室で行なわれました。今回は9名の方々が参加され、楽しく意見交換をしました。

 今回のテキストは、フローベールの『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)。



 レポーターから内容レジュメと10項目の問題提起の他に多角的な資料(バイヤールの読書法、今回のテキストに触発されて描かれた絵画など)が配付され、それをもとに議論をしました。論点を以下に抜粋します。

  • なぜボヴァリー夫人は不倫したのか?
  • ラ・ロシュフーコーの箴言をボヴァリー夫人が読んでいたらもうちょっとましな事態になったろうか。
  • ボヴァリー夫人のおおっぴらな不倫に夫が気づかないのはなぜなのか。夫は見ようとしないあるいは見たくなかったからか。
  • 19世紀フランス文学における結婚の中でこの作品はどう位置付けられるのだろうか。
  • ファウストにおけるフランス人観。ドイツ人からみるとフランス人は好色に見える?
  • 小説等の不倫でハッピーエンドになることはありえるか?『マディソン郡の橋』?
  • 林真理子『不機嫌な果実』と同じで、相手を変えて刺激を求めても、いつまでたっても満足しない。
     →買い物依存症も同じ
  • エンマの理想は、やはり子爵ではなかったか。理想で終わったからよかった。
  • 中途半端に賢いから不幸になった。
  • なぜ不倫に走ったかと問うなら、漠然とした満たされなさから来ているということになるのでは。
  • 普通じゃないから戒めを作る。「汝、姦淫するなかれ」「生きて虜囚の辱めを受けず」
  • ボヴァリー夫人は、美人であることをやめるのが一番です
    →とはいえ美しさを保たないと周囲から冷たくされるから、それは無理?
  • 不倫の扱いにジェンダー差がある。女性の不倫に厳しい(芸能人の不倫スキャンダルなど)。

関連文献
 議論の途中で話題になった林真理子さんの『不機嫌な果実』。



 10月例会は合宿となります。
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