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読書会よろず小屋1月例会の報告:中室牧子『「学力」の経済学』ディスカヴァートウェンティワン

 読書会よろず小屋1月の例会は、1月30日(土)にルノアール大久保店マイスペース会議室で行なわれました。寒い中10名の方々が参加され熱心に議論をしました。

 今回のテキストは、中室牧子さんの『「学力」の経済学』(ディスカヴァートウェンティワン)。



 連絡広報担当が予定外の遅刻をしてしまったのですが、参加者のDさんがしっかりしたメモをとっておいて下さいました。今回はそのメモを中心に論点をご紹介します。Dさん、ありがとうございました。

  • ご褒美の是非について。習熟度別クラスでの経験。年4回のクラス入れ替えだったからやる気が出た。年に1回だったらやる気が出なかったのでは。
  • 先生の話をしっかり聴く、質問をする等が有効だと著者は言うが、それを動機づけるのが難しい。
  • マクロ的な統計データを個別的事例に外挿することの難しさ。
  • 習熟度別学級は効果があるというが、公教育では導入しにくい。親の反対もある。算数等では部分的に導入されている。
  • 幼児教育に関するヘックマンの研究は、本書の山場だが、従来日本ではあまり知られていなかった。
  • 日本では幼稚園教育がもともと手厚い。
  • 教育政策を文科省が変更する場合、エビデンスがないので、振り回されている感が強い。
  • 親の教育熱心さは、勉強以外のスイミングや歯列矯正にも現れる。
  • 教員研修の効果はほんとうにないといえるのだろうか。
  • 発達障害の子どもも含めて適用可能な授業のデザイン研究がなされている。何をどこまで教えるのか、についての違いに敏感になる必要がある。
  • 本書への感想として、統計データばかりみていると、何か重要なことを見落とす危険性がありはしないかと不安になる。

      関連文献
       本書の中でも取り上げられている著作。ちょうど例会の翌日にNHKスペシャルでもこの実験が取り上げられていたようです。

      ウォルター・ ミシェル『マシュマロ・テスト:成功する子・しない子』早川書房



      次回例会は、2月27日(土)18時より、ルノアール大久保店マイスペース会議室で行ないます。ご案内はこちら
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・次回例会のご案内

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